国立大分工業高等専門学校
校長 古川 明徳様
古川校長先生
このたび大分高専を定年退職とのこと、誠におめでとうございます。
母校に対しましてたぐいまれなる情熱と愛情と実績を頂き、卒業生の一人として
厚く厚く御礼申し上げます。
校長先生の、『明愛会との強力なタッグを組んで』『輝ける大分高専を作りたい』『大分高専のブランド化』
というお言葉は、胸に強く刻ませていただいております。
『組織の長たる一番の仕事は、自分の組織のステータスをいかに上げるかに尽きる』
という格言を会社時代に先輩役員に頂き、常に活動のよりどころとしてきました。
『国立工業高等専門学校』という学校制度は世の中に認知が低かった中で『高専ロボコン』
という、高専生の特質を如実に表した毎年行われる全国レベルの大会の開催により、高専が
少しづつ注目を浴びてきました。
わが大分高専は全国の高専の中で一番最後にロボコン全国大会出場を果たしました。
その後毎年のように全国大会に出場する回数が増えて、ついに昨年は最高峰である『ロボコン大賞』
を受賞できました。
ロボコンチームの才能と努力が一番ですが、校長先生はじめ学校を上げての支援のたまものだと
強く思います。
全国の高専の中で大分高専がロボコン大賞を受賞したことは、一気に知名度を上げました。
関東支部の同窓会は、毎年ロボコン全国大会の前日に開催しており、古川校長先生にも
毎回ご出席を頂きました。
昨年のロボコン全国大会は、関東支部も全力を挙げて応援をしようということで、
過去最大の22名の応援者が駆けつけました。
古川校長先生の持っている強い運勢と、関東支部を上げての応援が、頂上である『ロボコン大賞受賞』
につながったものと思います。
まさしく学校と同窓会が強いタッグを組んで『結果』を出したものと、ある面自負しております。
組織(会社や行政を含め)の中で高専卒業生は優秀だという言葉は、よく言われますが、多くの卒業生は
『自分は●●高専の出身です』と胸を張って言える人はまだまだ少ないです。
『高専のステータスを上げること』をテーマに、常に活動のよりどころとはしていますが、同窓会と学校、高専機構が
一体となって、世の中にもっともっと知名度を高め、多くの中学生が高専に入りたいと思えるような環境を作っていくことも、
卒業生、同窓会のやらなくてがいけない使命だと思います。
関東支部は役員はじめ、同窓会活動の活性化こそが、高専のステータスを高めることにつながると信じて、様々な
催事を行っています。
退職後もいろいろお忙しいことかと拝察いたしますが、ぜひとも関東支部の活動支援をお願いしたいと存じます。
具体的には、顧問的な立場で支援いただければと思います。
役員一同伏してお願い申し上げる次第です。
今後もさらなるご指導ご鞭撻を、お願い申し上げますとともに、ご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
有難うございました。
平成30年3月18日
明愛会関東支部長 後藤 勲 (S52M)